海外と一線を画す日本のゲームについて 日本のゲーム事情〜昔ながらも新しいトレンド

ご存知の通り、セガや任天堂の昔懐かしいアーケードゲームやテレビゲーム、そして『ファイナルファンタジー』や『バイオハザード』といったPlayStation 2の人気ゲームは、日本で開発されたものですよね。有名な欧米のゲーム開発会社が、これらを凌駕する『HALO』や『Call of Duty』のようなゲームソフトを開発し、日本のゲームビジネスが衰退していると感じる人がいる一方、今日本では別の種類のゲームが人気を博しているのです!

日本の一部の地域では、ビンゴは地名やスポーツカーのディーラー名だと認識されていますが、ビンゴゲームの人気は確実に高まっています。75ボールビンゴをプレイする人が増加し、特に女性の間では最も旬なエンタメの一つとされているのです。

バーチャルな未来

マイクロソフトのXbox Oneや任天堂のWii Uといった競合他社の秋の新製品に対し、ソニーが安価なバーチャルリアリティヘッドセットを発売したことから、テクノロジーの分野でどれだけ日本が先を行っているかを世界に示すことになりました。まだ新しい技術であるバーチャルリアリティが、これほどリーズナブルな価格で消費者に提供されることになったのは初めてであり、その結果、日本がゲーム分野で先行していることを示すこととなったのです。日本の有名企業の中には、バーチャルリアリティに投資しているところもあります。

大きく異なるMMO事情

日本のゲーマーの多くが、『ウォークラフト』の世界を歩き回ったり、『カウンターストライク』で敵を攻撃したりしているかと思いますが、これらはイチオシのゲームではないはずです。多人数同時参加型(MMO)のオンラインゲームといえば、『ファイナルファンタジー』がダントツの人気を誇っています。これは日本に限ったことではありませんが、欧米のゲーマーは、『ファイナルファンタジー』ではなく、自国の神話に深く根ざしたMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)やMMOを好む傾向があるようです。

また、日本で大人気のMMOに『ファンタシースターオンライン』があります。こちらは日本とその他一部の地域でしかプレイできず、ゲーム内言語が英語対応していません。ちなみに、このゲームは現在、Windows、PlayStation Vita、iOSなどの主要なプラットフォームで提供されています。

今後について

日本は長い間、テクノロジー、特にゲームの分野で世界をリードしてきました。ゲーム機の優位性は薄れてきていますが、モバイルテクノロジーやバーチャルリアリティなどの新技術の分野では、重要なリーダーであり続けています。日本ではギャンブルが禁止されていますが、ギャンブルサイトを運営している会社が日本国外にある限り、オンラインギャンブルは許容されるか、少なくとも嫌われることはないと考えられます。アーケードゲームであれ、家庭用ゲームであれ、オンラインビンゴであれ、あるいは次に来るモバイルアプリであれ、日本は海外とは形式が大きく異なるにしろ、間違いなくゲーマーはいつか足を踏み入れることになるでしょう。